【Unityで学ぶC#プログラミング②】変数とデータ型

プログラミング初心者向けのUnityで学ぶC#講座。
初心者にもわかりやすく、なるべく専門的な用語をなくして簡単に説明します。
今回は「変数とデータ型」についてです。
この記事を読み終えると
データ型とは何か
以上のことがわかるようになります。
Unityゲームプログラミングで重要なことなので、しっかりと覚えましょう。
変数とは
変数とはわかりやすく言うと「データを入れる箱」とイメージしてください。
箱の中身のデータは自由に入れ替え可能で、データを入れたり、空にしたりもできます。
このように、扱うデータの値がころころ変わるので「変数」と呼びます。
ちなみに英語で言うと変数はVariable(変わりやすい、変化しやすい、可変的な)という意味です。

変数の宣言
C#で変数を利用するするには、変数を宣言する必要があります。
変数の宣言の構文
「=」は「右辺を左辺の変数に代入する」という意味です。
また、コードを記述したら必ずセミコロン 「;」 で終わります 。
たとえば、以下はint(整数)のデータが入る箱(変数)”A”に8を格納したとういう事になります。
1 |
int A = 8; |
この場合、変数”A”には8の値が入っています。
データ型とは
データ型とは、変数に格納できるデータの種類の情報です。
たとえば、その変数のデータが整数なのか少数なのか、文字列なのかなどの事を決めるのがデータ型の役割です。
先ほど述べた通り、C#では変数を宣言する時に、データ型も決定します。
変数のデータ型は途中で変更できません。つまり、数字を扱う変数に文字列は代入できません。
よく使うデータ型
整数型 | int | 整数が代入できる |
小数点型 | float | 少数が代入できる |
文字列型 | string | 文字が代入できる |
論理型 | bool | 真偽値trueかfalseが代入できる |
このほかにも扱うデータ型は多数ありますが、のちのち使うようになるので大丈夫です。
ひとまずは代表的な以上の4つを覚えておきましょう。
変数を書いてみよう
言葉で書かれても分かりづらいので、実際にスクリプトを書いてみましょう。
以下のスクリプトをご覧ください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 |
using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class test : MonoBehaviour { int A = 8; //変数Aの宣言と初期値の代入 float B = 8.8f; //変数Bの宣言と初期値の代入 string Name = "太郎"; //変数Nameの宣言と初期値の代入 // Start is called before the first frame update void Start() { Debug.Log("変数Aの値は" + A); //変数Aの値をコンソールに表示 Debug.Log("変数Bの値は" + B); //変数Bの値をコンソールに表示 Debug.Log("変数Nameの値は" + Name); //変数Nameの値をコンソールに表示 } // Update is called once per frame void Update() { } } |
変数名”A”に整数のデータ型intを設定し、”8″を代入しています。
変数名”B”に少数のデータ型floatを設定し”8.8″を代入しています。floatの値を代入する場合は、数字のあとに”f”を加えてください。
変数名”Name”に文字列のデータ型stringを設定し”太郎”を代入しています。代入する文字をダブルクオテーション「”」で囲いましょう。
今回はstart関数の中にDebug.logで変数をそれぞれ記述しています。
スクリプトの追加の仕方や、start関数について分からない方は【Unityで学ぶC#プログラミング①】スクリプトを追加・編集する方法こちらもご覧ください。
新規オブジェクトをヒエラルキーに追加して、上記のスクリプトをAdd Component、もしくはドラッグアンドドロップで追加します。
それでは再生を押してConsoleウィンドウを見てみましょう。

それぞれ変数の値が記述されているのがわかりますね。
それでは次に変数の値を変えていましょう。
先ほどスクリプトを下記のように記述を加えます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 |
using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class test : MonoBehaviour { int A = 8; //変数Aの宣言と初期値の代入 float B = 8.8f; //変数Bの宣言と初期値の代入 string Name = "太郎"; //変数Nameの宣言と初期値の代入 // Start is called before the first frame update void Start() { A = 10; //変数Aに10の値を代入 B = 10.8f; //変数Bに10.8の値を代入 Name = "次郎"; //変数Nameに"次郎"の値を代入 Debug.Log("変数Aの値は" + A); //変数Aの値をコンソールに表示 Debug.Log("変数Bの値は" + B); //変数Bの値をコンソールに表示 Debug.Log("変数Nameの値は" + Name); //変数Nameの値をコンソールに表示 } // Update is called once per frame void Update() { } } |
変数を宣言し初期値を代入した後、Start関数で変数の値を変更しています。
変数に新たな値を代入しました。
変数を宣言した後は、変数の前にデータ型は記述しなくて大丈夫です。
再生を押してConsoleウィンドウを見てみましょう。

代入された新たな値が記述されているのが、確認できますね。
今回の所はこれでおわりです。
以上変数とデータ型の解説でした。
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