【Unityで学ぶC#プログラミング④】メソッド(関数)とは

プログラミング初心者向けのUnityで学ぶC#講座。
初心者にもわかりやすく、なるべく専門的な用語をなくして簡単に説明します。
今回は「メソッド(関数)」についてです。
この記事を読み終えると、メソッドとは何かわかるようになります。
メソッドの概念を理解することは、ゲーム開発でかかせません。
しっかりと理解して、ゲーム開発に役立ててください。
それではさっそく解説していきます。
メソッドとは
メソッドとも呼ばれ、データの値を操作するために使われます。
メソッドには戻り値がある関数と、戻り値がないメソッドの2つがあります。
以下はメソッドの基本構文になります。
{
メソッド本体
}
構文を見てもイメージ辛いと思うので、次に実際にサンプルコードを書いて説明していきます。
また、変数についてわからない方は【Unityで学ぶC#プログラミング②】変数とデータ型で詳しく説明していますので、こちらもご覧ください。
メソッド(戻り値なし)
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using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class test : MonoBehaviour { int age = 20; string firstName = "太郎"; // Start is called before the first frame update void Start() { Show();//メソッドShowの呼び出し } void Show() { Debug.Log(firstName + "さんは" + age + "歳です"); } } |

Consoleで名前と年齢を表示するShowメソッドを用意しました。
戻り値が無い場合は、以下のようにメソッド名の前にvoidを記述。
うけとる引数も無いので、今回は()の中には何も記述していません。
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void Show() { Debug.Log(firstName + "さんは" + age + "歳です"); } |
こちらのメソッドをStart関数から、以下のように記述して呼び出します。
今回はわたす引数がないので、()の中は何も記述しません。
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Show(); |
メソッド(戻り値あり)
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using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class test : MonoBehaviour { int age = 20; string firstName = "太郎"; // Start is called before the first frame update void Start() { Show();//メソッドShowの呼び出し Debug.Log(firstName + "さんは来年" + NextYear(age) + "歳です"); } void Show() { Debug.Log(firstName + "さんは" + age + "歳です"); } int NextYear(int _age) { _age +=1 ; //引数_ageに1を加える return _age;// _ageを戻り値に設定 } } |
引数として渡したageの値に1を加えて返すNextYearメソッドを用意しました。
戻り値がある場合は、以下のように戻り値のデータ型をメソッド名の前に記述します。 今回は戻り値が整数型なのでintです。
()の中には、呼び出し元から渡される引数のデータ型と引数名を記述。今回は年齢を引数として受けるので、(int _age)に設定。
また、returnのあとに_ageを記述し、 戻り値として設定します
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int NextYear(int _age)//データ型の後にメソッド名 ()の中には受け取る引数のデータ型と名前を設定 { _age +=1 ; //引数_ageに1を加える return _age;// _ageを戻り値に設定 } |
呼び出し元のコードをDebug.Log()の中に記述しました。データ型が整数型の変数ageを引数として渡しています。
NextYearメソッド内で計算された値が返されて、Debug.logに表示されます。
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NextYear(age) |
それではコンソールでスクリプトの実行結果を見てみましょう。

ちゃんと引数で渡した値がメソッドで処理され、コンソールで表示されています。
今回はこのあたりで終わりです。
以上メソッドの基本の解説になりました。
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