ライバルと差別化!エンジニア未経験ポートフォリオの作り方!

Web系エンジニアに転職したいけど、どんなポートフォリオが必要なの?
ポートフォリオで他の人と差別化したい。
このような疑問にお答えします。
こんにちはカツヤです。未経験からエンジニアに転職するのにポートフォリオって必須です。
でも、実際にポートフォリオって作れば良いのか、分からない人も多いと思います。
実務未経験のエンジニアにとっての判断基準は、ポートフォリオだけなのですごく重要。
そこで、今回はフリーランスエンジニアのぼくが、他の人と差別化できる上質なポートフォリオの作り方を解説いたします。
これから、Web系エンジニアに転職したい方は必見です。
もくじ
はじめに

Web系のバックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニアを目指す方向けの記事です。
また、基礎的なITの知識と、アプリケーションを開発できる能力がある人が対象です。
Web系エンジニアに転職したいけど、まだ勉強もしていないという方は「独学でWeb系エンジニアを目指す勉強方」の記事を読むことをオススメします。
こちらの記事を一読して実践すれば、IT基礎知識とWebアプリケーション開発のスキルを得る事ができます。
当記事では、PHPでWebアプリケーションを作成した事を想定して書かれていますが、使用する言語はPHPでもRubyでもかまいません。
ポートフォリオの基本レベル
・アプリの機能が十分に備わっているか
・デザインなどの見栄えもちゃんとしているか
・リーダブルコード(読みやすいコードであるか)*静的解析ツールも利用
・テストコードが書かれているか
・チーム開発を想定し、GitHubのIssueやプルリクを利用しているか
なぜポートフォリオの差別化が必要か?

プログラミングブームの影響もあり、最近エンジニアに転職したい人が増えています。
要するにこれからエンジニア転職したいなら、ライバルが多いって事を頭に入れておいてください。
この様な背景から、未経験者でWebエンジニア志望のポートフォリオのレベルが上がってきています。
そのライバルが多い中で、抜きんでた存在になる為には、プログラミングスクールの課題やチュートリアルに沿って作った作品では弱いんですよ。
そのようなポートフォリオでは、多数の応募者の中からあなたを見つけてくれる可能性はハッキリ言って低いです。
また、プログラミングスクールの課題やチュートリアルに沿って作っただけのポートフォリオは、言われた事しかやらない、自分で積極的に学ばない、いわゆる指示待ち人間と判断されることもあります。
企業からすれば、こういった意識の低い人材は雇いたくないので、書類選考で落ちる可能性が非常に高くなります。
もし、あなたが良質なWeb系自社開発企業で就業したいのであれば、差別化できる良質なポートフォリオは必須です。
差別化できる!ポートフォリオに取り入れたいスキル

1.AWS
多くのモダンなWeb系自社開発企業が使っている技術なので、応募者のスキルも判断しやすく印象に残りやすいです。
おすすめテキスト
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版
AWSのベースとなる知識を身に着ける事ができます。こちらはAWSのネットワークに関する、VPCの説明が非常に分かりやすいです。
ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド かんたんIT基礎講座
VPCやEC2などの基礎的な知識だけではなく、データベースサービスのRDSやS3などの知識が習得できます。
こちらを学習すれば、独自ドメインのAWSの基本的なサービスを組み合わせてホストする事ができる様になるでしょう。
ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド かんたんIT基礎講座
コチラの書籍は上記の2つが終わり、まだ余裕が一読してみてください。さっと読む程度で大丈夫です。
2.Docker
DockerもモダンなWeb系自社開発企業はほぼ確実に使っています。
こちらのスキルも、書類選考の際に印象に残りやすいので、ポートフォリオに取り入れましょう。
おすすめテキスト
無料のサービス ほぼこれでDockerの勉強はOK
入門Dockerが終わったらやりましょう。こちらは第3章まででOK、docker-composeとうツールについても学習できます。
どうやってポートフォリオに取り入れるの?
PHP(またはRuby)本体用のコンテナとデータベース用のコンテナを使って、ローカル環境で起動できるようにしましょう。
Webサーバーにnginx、アプリケーションサーバーにpumaを使うような構成に、ローカルのDocker環境するとなお良いです。
3.CircleCI
アプリの自動ビルド自動テストを行うための仕組みで、こちらもWeb系自社開発企業であれば利用されているケースが多いです。
ポートフォリオに組み込めばアピールポイントになるでしょう。
おすすめテキスト
公式チュートリアルが一番わかりやすいです、とりあえず手を動かしてやってみましょう。
いまさらだけどCircleCIに入門したので分かりやすくまとめてみた」
Qiitaの記事です。こちらは大分わかりやすくまとまっています。CircleCIの概要やCIrcleCIの設定ファイル各項目に関しては、こちらで勉強しましょう
以上の2つで十分に基礎知識を習得出来ます。
CircleCIをポートフォリオに組み込む方法
PHP(またはRuby)用のCircleCIの設定ファイルのサンプルを参考にしましょう。
CIの部分(自動ビルドと自動テスト)はgit hubにソースをPUSHした時点で実行可能
CDの部分(自動デプロイ)サンプル設定ファイルには記述されておらず*こちらは難しいので余裕があれ
ポートフォリオ作成ポイント

全部一気はキツイ
今までオススメの組み込んだら良い技術を説明してきましたが、これらを全てポートフォリオに取り入れるのは、正直キツイと思います。
それが、プログラミングやITの初心者であれば尚更です。少しずつ段階的でよいので、ひとつづ取り入れていきましょう。
1.アプリのインフラをAWS化
2.開発環境にDockerを導入
3.CircleCIを使用してCI/CDパイプラインを構築
こんな感じで課題をクリアしていきましょう。
ポートフォリオの第一印象は大事
あなたがどんなに素晴らしいコードを書いても、見てもらえない確率が高いです。
理由は採用担当の人は時間が無いから。じっくりとあなたが時間をかけてコードを書くのは、非常にコスパが悪い。
なので、パッと見の第一印象をよくする事に時間を割いていく事をおススメします。
アプリケーションのトップページの第一印象とデザイン、READMEの仕様技術の一覧、インフラ構成図などなど、、
短い時間で採用担当が評価できる部分にエネルギーを注ぎ込みましょう。
ポートフォリオを作ったら転職エージェントに登録しよう

さて、ポートフォリオを作ったらそれで終わりではありません。
ようやく転職のスタート地点に立てたレベルです。
ポートフォリオが完成したら、転職エージェントに相談して就職活動をする事をおススメします。
未経験で知らないIT業界に転職するには、プロのサポートと助けが必要になります。
無料で利用できるので、登録しない手はありません。
「エンジニア転職におすすめのエージェントを紹介」こちらの記事にまとめたので、こちらの記事をご覧ください。
まとめ

今まではプログラミングスクールの課題を、そのままポートフォリオとして利用しても大丈夫だったかもしれません。
ですが、エンジア志望の未経験が増え、初心者のレベルが上がってきている以上、今までのやり方では通用しなくなっているのも事実です。
初心者の方が、今回の記事で紹介したポートフォリオを作成するのは、正直難しいと思います。
ですが、紹介したこれらを達成できる人も少ないので、差別化できます。
転職というのは人生でも大切な時期です。ここで頑張れるかどうかで人生が変わります。
また、ポートフォリオ作成は、エンジニアとしてキャリアのスタート地点にも立っていません。
正直、エンジニアになってからのほうが、もっと大変です。
みなさんのポートフォリオ作成と、転職が上手く行く事を願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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